結婚のマナー

結婚式・披露宴(主催者)

−媒酌人,司会者,諸係へのお礼は?
●媒酌人への謝礼は後日あらためて
   招待客が全員帰られたら,媒酌人に心からお礼を述べ,車にご案内します。新郎新婦の代わりに親やきょうだいが代行してもいいでしょう。披露宴の当日に媒酌人にお礼をさしあげるのは,ほんとうは失礼なこと。後日あらためて伺いましょう。
●世話係にねぎらいを
   司会や受付を頼んだ友人たちにも,お礼とねぎらいのあいさつをします。これらの世話係は食事をゆっくりしていないこともありますから,できれば前もって席を予約しておき,自由に飲食してもらいながら休んでもらうようにしたいものです。本人たちに代わってきょうだいなどがもてなすか,仲間うちのいちばん親しい人にまかせて自由にくつろいでもらい,支払いを新郎新婦のほうに回してもらうようにしてもいいでしょう。
   もし,二次会がすぐにセッティングされているなら,世話係たちを二次会に招待する形にし,会費を本人二人が負担するようにしてもいいでしょう。
   友人どうしの場合,もてなしをして感謝の心をあらわすのがお礼と心得たいもの。ただし,遠方から来てもらった場合は,旅費の実費程度を御車代として包みます。

−二次会での新郎新婦の役割は?
●二次会では出席者,世話人に感謝を
   披露宴に続いて二次会を行うことが多くなりましたが,新郎新婦は着替えを手早くすませ,遅れないように出かけましょう。会費制の場合は,新郎新婦が招かれる立場ですから,世話人はもとより参会者全員に感謝の気持ちをもって接しましょう。できるだけ多くの人々と直接言葉を交わし,歓談できるようにするのがコツです。立食スタイルなら,会場内をくまなく歩いてお礼のあいさつをします。
   二次会は,友人など同世代の人が中心になって開かれるでしょうが,父母も招かれることがあります。その場合は,父母はなるべく控えめに,ただし,参会者たちには本人同様,感謝の気持ちで接してもらいましょう。参会者たちへのお礼として簡単な記念品を配るか,お酒などの差し入れをするのもいいでしょう。
●出身地での二次会はその土地柄に合わせて
   同じ二次会でも,どちらかの出身地が遠隔地であったり,その土地のしきたりで,あらためて宴が催される場合は,その土地柄に合わせて行います。衣装の格式や配り物など,さまざまな習慣があるので,父母などその土地に詳しい方の意見を聞くことです。


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