結婚のマナー

新生活

−初出勤のマナーは?
●初出勤の日は早めに出かけてあいさつを
   結婚休暇が終わった初出勤の日は,職場に早めに着くように出かけ,休み中に迷惑をかけたことへのお詫びや,披露宴に出席してくれた人たちへお礼のあいさつをすませましょう。「先日はお忙しい中ご出席ありがとうございました。長い間休みまして,申し訳ありません」というように,きちんと礼を尽くします。
   また,司会や受付などでお世話になった人たちにも,昼休みなど時間の合間をぬってお礼をいいます。旅先のおみやげを用意していれば渡しましょう。
●同じ部署の人には旅先のお菓子などを贈る
   同じ部署の人には,とくに迷惑をかけているでしょうから,お茶の時間には旅先で求めたお菓子か,あるいは近くで買ったケーキなどでもいいですから贈り,皆に感謝の意を表すのがマナーです。あとは,休暇中にたまった仕事を手早く処理し,少しでも早く仕事のペースを取り戻すことです。
   なお,勤務先への届け出がまだの場合は,これも第一日目に人事課か総務課で必要書類をもらい,必要事項を記入して届けます。結婚祝い金の制度がある職場なら,これも忘れずに手続きすることです。

−仲人,媒酌人とのその後のおつき合いは?
●自然のまま,気持ちのままおつき合いを
   よく仲人とのおつき合いで「中元歳暮は三年まで」といわれますが,親しくしたい間柄なら,三年などと区切らずに気持ちのままのつき合いを続けるべきでしょう。けれども,双方が負担になるようなつき合い方は考えもの。親の知人や名誉職にある人というだけで頼んだ媒酌人なら,お礼さえすれば,はじめの年のあいさつだけで,あとは年賀状を送る程度のほうが先方も気が楽だと思われます。

国際結婚の場合
   国際化の動きの中で,最近は国際結婚が増えています。国際結婚の場合,国籍や姓の変更など,相手の国の国籍法の内容や届け出の仕方によって異なるので,法制度をよく調べておく必要があります。
   もちろん,法制度の違いに関する知識を得るだけでなく,結婚にあたっては,お互いの国の言語,文化,習慣などの理解を深め,違いによる壁を取り除いていく努力が大切といえるでしょう。


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